(B)語 詞(規 則)
| 1. | エスペラントでは,すべての性,数,格に対し,不変の一つの定冠詞(la)があるだけである。不定冠詞はない。 |
| 注意:冠詞の用法は他の諸国語におけると同様である。冠詞の用法が困難を与える人びとは,最初のあいだそれを全く使わなくてもよい。 |
| 2. | 名詞は語尾oをもつ。複数形をつくるには単数形に語尾jをつけくわえる。格は,主格と目的格の二種があるだけである。後者(目的格)は主格形に語尾nを付けくわえることによって得られる。その他の格は前置詞の助けによってあらわされる(所有格はde,与格はal,奪格はper,または意味にしたがって他の前置詞を使う)。 |
| 3. | 形容詞の語尾はaでおわる。格と数は名詞の場合のとおりである。比較級はpliを,最上級はplejを用いて作られる。比較級には接続詞olを用いる。 |
| 4. | 基本数詞は語尾変化をしない。 |
| unu(1),du(2),tri(3),kvar(4),kvin(5),Ses(6),sep(7),ok(8),naŭ(9),dek(10),cent(100),mil(1000)。 |
| 十位数と百位数は数詞の単純な結合で作られる。 |
| 順位数をあらわすためには,形容詞語尾を付けてくわえる。倍数をあらわすには,接尾辞oblを,分数をあらわすにはonを,集合数をあらわすにはopを,分配をあらわすには単語poを使う。このほか,数詞は数名詞,数副詞として用いられる。 |
| 5. | 人称代名詞 |
| mi(わたし),vi(あなた,あなたたち),li(かれ),ŝi(かの女),ĝi(それ)(事物または動物),si(自身),ni(われわれ),iIi(かれら,それら),oni(世人,人びと)。 |
| 形容詞形または所有代名詞は形容詞語尾aをそえてつくる。代名詞の語尾変化(活用)は名詞の場合と同じ。 |
| 6. | 動詞は人称および数による変化はしない。 |
| 動詞の形体:現在時は語尾−asをとる;過去時は−is;未来時は‐os;仮定法は‐us;命令法は‐u;不定法は‐iをとる。 |
| 分詞(形容詞または副詞の意味をもつ):主動現在‐ant;主動過去‐int;主動未来‐ont;受動現在‐at;受動週去‐it;受動未来-oto |
| 受動態のすべての形は所要の動詞の受動分詞と動詞estiの相応の形を助語としてつくられる。受動の場合の前置詞はdeである。 |
| 7. | 副詞はeを語尾とする。比較の段階形成は形容詞の場合のとおりである。 |
| 8. | 前置詞はすべてそれ自身では名詞主格をとる。 |